RGJチーム事務局です。先日9月1日から7日にわたり弊Ready Go JAPANチームの須藤むつみ選手が中国・北京で開催ののシクロクロスUCIレース「千森杯(Qiansen Trophy)」に参戦し、無事に帰国をしましたので大変遅くなりましたが、現地取材にお越しいただいたMasakazu Abe氏撮影の素晴らしいレース写真とともに御報告申し上げます。


photo:masakazu abe
今回は下記の全2レースに参戦をしました。
<2017年・中国北京シクロクロスUCIクラス1レース:概要>
9月3日(日)
2017 Qiansen Trophy Cyclo-cross:Changxindian Station/UCI Class-1
場所:which is located in Fengtai District, Beijing, China.
9月6日(水)
2017 Qiansen Trophy Cyclo-cross:Yanqing Station/UCI Class-1
場所:Yanqing venue is located in Yanqing County, Beijing,China.
各レースレポートにつきましては、RGJ須藤選手の個人ブログに掲載しましたので、ご覧いただければ幸いです。

photo:masakazu abe
・2017-09-03
中国北京UCIシクロクロスレース・Changxindian Station/UCI Class-1
http://rockmutsumi.hatenablog.com/entry/2017/09/03/235604
・2017-09-06
中国北京シクロクロスレース・Yanqing Station/UCI Class-1
http://rockmutsumi.hatenablog.com/entry/2017/09/06/000000
今回の遠征につきまして、RGJ須藤よりコメントと御礼のメッセージです。

photo:masakazu abe
大変に遅くなりましたが、この度の「2017中国シクロクロス(CX)UCIレース遠征」から無事帰国をすることができました。今回は主催者より「UCIシクロクロスレースポイント獲得選手のうち、ランキングのTOP100までを上から招待する」というアナウンスがあったため、2016-2017シーズンでUCIレースに参戦数が少なく獲得ポイントも少なかった私は落選濃厚でありました。
しかし、第3次の募集アナウンスでワイルドカード枠が発生し、UCIポイントの少ない私に参戦のチャンスが巡ってきました。実は春先から2017シーズンより弊Ready Go JAPANチームが「女子シクロクロスチーム」として活動を大きく方針転換したこともあり、オフロードを中心とした走行スキルを高めるトレーニングにシフトし、目標の1つとして「中国UCIレース」があったため、落選の報を聞いた当初も最後の一縷の望みをかけて、シクロクロスのトレーニングは続けておりました。そのため今回の遠征の参戦が決定したことは予想外というよりも、準備を重ねてよかった!という安堵が先でありました。

photo:masakazu abe
中国現地に到着してからは、同行する選手・スタッフには初回2013年の中国遠征から参戦しているメンバーも多く非常に心強かったです。更に、私自身がおかげさまで3回目の中国CXレース遠征ということもあり、ある程度は勝手が分かるのでレースに集中して臨める環境にありました。レース運営側では主催者は勿論のこと、主催者のお父様やレース総務担当、計測班のスタッフ、そして各国から参戦にきた選手やスタッフ、しまいには宿泊ホテルのスタッフにも知った顔が増えて有難かったです。

※レース総務・セクレタリー担当スタッフと!
レース自体は年々レベルアップを感じておりましたが、特に今年については格段にレベルが高かったように思います。2レースともに前年と同じ会場、ほぼ同じコースレイアウトであったにも関わらず、昨年以上のラップタイムで走行しても、女子UCIポイント獲得の15位以内どころか、何とか昨年まで入っていた賞金獲得の20位以内にも残れない非常に厳しいものでした。

photo:masakazu abe
第1レースのChangxindian Stationは当日、レース直前の試走で落車をしてしまい負傷をしましたが、顔見知りの地元スタッフに救護を教えてもらい、スグに処置をしてもらいレースには無事スタート、レース中もメカトラブルがありましたが数回、ピットでバイクチェンジをしながら日本チームスタッフに素早く修理をしてもらい難を逃れることが出来ました。このレースでは35人中・26位で完走をしました。
第2レースのYanqing Stationは、レース前に日程があったためコース試走を丹念におこないましたが、それは他の選手も同じ条件であり身体も暑さに慣れてきたようで、昨年以上のハイスピードなレース展開で全く歯が立ちませんでした。こちらでも昨年以上のタイムで走っておりましたが、完走目前のマイナス1ラップで32位で終わりました。

photo:masakazu abe
思いつくだけの準備を日本でしておりましたが、まだまだ足りなかったようです。それは機材や装備でなく、何よりも走力とスキルが足りてませんでした。逆に言えば機材や装備で十分なご協力をいただき、事前にテストや工夫して準備できたので、自分の走力やスキルの足りない部分をカバー出来ていたように思います。改めてこの場をお借りしてRGJチーム協賛各社・関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
これから中国を始めとする各国のシクロクロスレースに参戦を希望する選手のために、少ない私の経験ですが今後に生かせるように発信をしていきたいと思います。そして、この貴重な経験を今後の日本国内のシクロクロスレースに反映できるように、引き続き活動をしていきますので、何卒シクロクロスにご声援のほどよろしくお願いいたします!
最後に主催のSongさん、そして地元レーススタッフの皆様、同行してくれた2017中国シクロクロスUCIレース遠征チームの選手・スタッフの皆様に深く感謝いたします。日中友好の輪をシクロクロスから世界へ!!
※コメントは以上です。

2013年から中国でシクロクロス国際レース企画・運営し、UCIクラス1レースにグレードアップを果たした主催のSongさんと。

今回の中国シクロクロスUCIレース遠征・日本チーム選手とスタッフ(photo:masakazu abe)
*AJOCCからの「2017中国シクロクロス(CX)UCIレース遠征」メンバーなど詳細の公式発表です。
http://www.cyclocross.jp/news/2017/08/2017-qiansen-trophy.html
*シクロワイアード:第1レースレポート
千森杯2017 第1ステージ
5回目の中国シクロクロスレースが開幕 初戦で竹之内悠と唐見実世子がUCIポイント獲得
http://www.cyclowired.jp/news/node/243058
*シクロワイアード:第2レースレポート
千森杯2017 第2ステージ
中国のシクロクロスレース第2戦で竹之内悠が4位 唐見実世子もUCIポイントを獲得
http://www.cyclowired.jp/news/node/243592
※後日、シクロワイアード等にレポート掲載予定です!!
