風の女神ランキング2015・6月下旬ランキング発表!!
お待たせしました!6月28日(日)、栃木県那須町でおこなわれた「第84回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース」の女子各カテゴリーレース結果を反映し、6月下旬の「風の女神ランキング2015」ランキングを算出しましたので発表します!
<風の女神ランキング2015・6月下旬>
*TOP10の順位
順位 合計P 名前 所属
----------------------------------------------------
1位 620 梶原悠未 筑波大坂戸高
2位 612 細谷夢菜 埼玉県立浦和工業高校
3位 328 萩原 麻由子 Wiggele Honda
4位 320 與那嶺 恵理 サクソバンクFX証券
5位 302 合田祐美子 BH ASTIFO
6位 256 小沼美由紀 Ready Go JAPAN
7位 252 金子 広美 イナーメ信濃山形
8位 242 須藤むつみ Ready Go JAPAN
9位 237 谷伊央里 日本体育大
10位 235 齋藤 望 日本体育大
(現時点のランキング対象女子選手:102名)
※11位以降については、こちらからご覧ください(PDFファイル)。
http://www.jbrain.or.jp/2015kaze-rank/20150701kaze_rank.pdf
*今大会の公式レース結果はこちらです。
・女子エリート
http://jcf.or.jp/wp2012/wp-content/uploads/downloads/2015/06/C35_362.pdf
・女子ジュニア
http://jcf.or.jp/wp2012/wp-content/uploads/downloads/2015/06/28_32.pdf
※ほか2015全日本選手権TT、ロードレースの情報はこちらからご覧ください。
http://nationalchampionships-road.com/
<ランキング解説>
前日、男女ジュニアなどが開催された同会場では雨が降ったが、この日は朝から晴れ間が見えるほどの良いコンディション。女子のエリートは午前9時からのスタートする男子エリートの8分後の出走。エントリーは43名(出走は41名)となり、このレースを目標として多くの全国から女子選手たちがスタートラインに集まった。コースは前半は下りを基調とし、後半は短い登りと下りが連続する1周回16km、これを8周回というレイアウト。
一斉に定刻スタートした女子エリート選手たちは、約2kmのニュートラル区間を経て、那須町役所近くの平坦箇所で審判の合図で一斉にレース開始。40名ほどの大きな集団のまま比較的落ち着いたペースで半分の4周回目までは展開。そして5周目に入ってメイン集団は30名強になり、最初の登り地点で樫木祥子(ニールプライド南信スバル)、中井彩子(鹿屋体育大)、高田由貴(ZIPPY CYCLE CLUB)の3名が集団からの抜け出しに成功、この後しばらく3名で逃げ続け、最大1分25秒までメイン集団との差が開く。これはやはり先週おこなわれた全日本タイムトライアルでも好成績であった注目の萩原 麻由子WiggeleHonda)、與那嶺 恵理(サクソバンクFX証券)、そして金子 広美(イナーメ信濃山形)がメイン集団に残っていた影響に思える。
ゴール地点を通過して、6周回に入ったところでメイン集団に追走の動きが出始め、スピードが上がり集団は1列棒状。一方で逃げていた3名から高田が脱落しメイン集団との差が徐々に少なくなってくる。
7周目には逃げていた樫木と中井がメイン集団に吸収され、再びレースが振り出しに。
落ち着いた動きに戻った集団は、その状態のまま最終周回に入り、今度は下りの勢いを利用して大堀 博美(YOKOSUKA UNO RACING)が単独で飛び出す。これに萩原、與那嶺、金子が追走の動きを見せないので、集団の他の選手たちも全く動けない状況となり、集団から30秒近く差をつける。
この大堀の動きで集団は牽制を繰り返し、少ない人数でスプリントに持ち込みたい選手が登り地点のたびにスピードをあげる。これによりメイン集団は約15名ほどに絞られ、この後に萩原、與那嶺、金子、そして合田 祐美子(BH ASTIFO)が追走するが、大堀はわずかな差を保ち逃げ続ける。
この集団は14名のまま、残り1km手前あたりで萩原が先頭に!それに與那嶺、金子、合田、西 加南子(LUMINARIA)が続き、そのままゴールスプリント、萩原はゴール直前に単独で逃げていた大堀をも抜き去り見事優勝を決めた。続いて僅差で2位は與那嶺、3位は金子と続いてゴールした。
※女子エリート表彰式:左より2位・與那嶺、優勝の萩原、3位・金子
これにより、この「風の女神ランキング」の3位に今大会の優勝によりAAA最高ポイントの200ポイントを得た萩原が3位に急上昇。追って與那嶺が320ポイントで4位、今大会でも良い動きを見せた合田が302ポイントで5位となっている。そしてランキングトップが入れ替わりランキング1位が梶原悠未が620ポイント、その後ろに今大会のジュニア2位を決めた細谷夢菜が僅か8ポイント差の612ポイントで2位と追っている展開に。今後の弊ランキングに引き続き注目いただきたい。
※女子ジュニアレースにて、力強く走り続けるU17としてマークされていた細谷。最後の最後まで堪えてスプリントを制した
※女子ジュニア優勝を決めた、アジアチャンピオンジャージをまとう梶原。女子ジュニアレースの平均時速は、女子エリートのレース時速より速い記録であった。
7月のランキング対象レースはJBCF主催の「第14回石川サイクルロードレース」。福島県石川町で開催される大会で、例年梅雨明けの蒸し暑いなか、タフなコースでタフなレースを要求される。全日本ロードで活躍した選手も多く顔を揃える予定となる大会でのレース展開を楽しみにしたい。。
(ランキング管理:NPO法人サイクリスト国際交流協会、解説:須藤むつみ)
<7月の風の女神2015ランキング対象レース>
*7月19日(日)
JBCF第14回石川サイクルロードレース
会場:福島県石川町
http://www.jbcf.or.jp/races/20150719_id=2422
※なお、7月26日(日)に開催される「JBCF第1回三峰山ヒルクライム」につきましては、主催都合により女子レースの開催がキャンセルとなりましたので、当ランキングの対象から外すこととします。何卒ご了承ください。
http://www.jbcf.or.jp/races/20150726_id=2424
<8月の風の女神2015ランキング対象レース>
*8月9日(日)
Ready Go JAPAN トロフィー・ウイメンロードレース2015
会場:千葉県成田市・下総フレンドリーパーク
http://www.jbrain.or.jp/rgj/2015rgj-trophy_tryout.html
*8月23日(日)
第50回全国都道府県対抗自転車競技大会・ロードレース
会場:岩手県紫波町・特設ロードレースコース
http://jcf.or.jp/wp2012/wp-content/uploads/downloads/2015/06/2015TDFK_20150624.pdf
*この後の風の女神ランキング2015対象大会は下記に一覧ございます。
http://www.jbrain.or.jp/images/2015point002.pdf
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