風の女神ランキング2015・6月中旬ランキング発表!!
お待たせしました!6月21日(日)に栃木県大田原市のふれあいの丘周辺特設コースで開催された「第19回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会」の女子各カテゴリーレース結果を反映し、6月中旬の「風の女神ランキング2015」ランキングを算出しましたので発表します!
<風の女神ランキング2015・6月中旬>
*TOP10の順位
順位 合計P 名前 所属
----------------------------------------------------
1位 452 細谷夢菜 埼玉県立浦和工業高校
2位 420 梶原悠未 筑波大坂戸高
3位 256 小沼美由紀 Ready Go JAPAN
4位 235 須藤むつみ Ready Go JAPAN
5位 230 谷伊央里 日本体育大
6位 228 伊藤圭菜子 FIETS GROEN
7位 228 齋藤 望 日本体育大
8位 182 合田祐美子 BH ASTIFO
9位 160 與那嶺 恵理 サクソバンクFX証券
10位 152 小島 蓉子 日本体育大
(現時点のランキング対象女子選手:90名)
※11位以降については、こちらからご覧ください(PDFファイル)。
http://www.jbrain.or.jp/2015kaze-rank/20150623kaze_rank.pdf
*今大会の公式レース結果はこちらです。
http://jcf.or.jp/wp2012/wp-content/uploads/downloads/2015/06/communique_TT.pdf
※こちらにも表彰式写真とともに各カテゴリーの上位結果が掲載されております。
http://www.jbrain.or.jp/alljapan_road/racers/racers.html
<ランキング解説>
栃木県大田原市のふれあいの丘周辺特設コースでタイムトライアルの日本一を決める「第19回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会」が開催された。関東地方では初の開催となる今選手権大会には、朝からスタート位置となるメイン会場のふれあいの丘に多くの観客が詰めかけた。この会場内には自転車関連の出展ブースのほか、地元の名産が味わえるブースも並び、開催地元の意気込みを感じる空間となった。
そんな熱気を帯びたレース、女子のエリートは午前11時からのスタート。朝から曇天ではあるものの、女子エリートの時間帯までは何とか雨が降らず、風もそれほど強くはない比較的良いコンディションとなった。コースは1周12.4km、個人タイムトライアルということで各選手が1名ずつ1分の間隔でスタート台から発射、その直後かなり急な下り坂となり、2回の緩やかな登りを経て平坦な直線箇所に入る。この直線を折り返して平坦を経て再びスタート直後に下った坂を登り、最後の12%近い急坂をクリアして会場に戻る、というレイアウトとなっている。このコースを女子エリートや2周回、女子ジュニアとU17は1周回する。
女子レースはジュニアおよびU17には6名、エリートには20名が出走。皆、この日のタイムトライアル専用に思い思いの改良を加えたスペシャルチューンの自転車や装備でスタート地点に集まった。選手によっては、タイムトライアルレースで使用するDHバーという装備でなく、あえてロードと同じドロップハンドル仕様にしたり、ホイールもディスクホイールを多く見かける一方で、あえてディープリムにしたり、と最後の登りを如何に攻略するか?という思惑も見える状況。
レースは朝8時の女子ジュニアとU17からスタート。一番スタートの岡本 二菜(ラバネロ)から続々と選手たちがスタート台からコースに向かって疾走をする。その後の男子ジュニアではスタート台から転倒し落車する選手もいたが、女子の選手たちは落ち着いてスタートをこなした。レースはMCのタイム実況に一喜一憂する中、大本命の梶原 悠未(筑波大坂戸高)が18分50秒という女子エリートでも上位に入る好タイムで優勝、2位の細谷 夢菜(埼玉県立浦和工高)も19分15秒という、これも好タイムでU17の区分ではトップでゴールした。この2名のみが20分を切ってのタイムであった。
そして男子ジュニアのレース、さらに日本パラサイクリング選手権のロードレースを挟んで、女子エリートのレースがオンタイムの11時からスタートとなった。序盤は若干抑え目で走行していた與那嶺 恵理(サクソバンクFX証券)が後半に追い上げて34分50秒という驚異的なタイムを叩き出して日本一の座に返り咲いた。
一方で海外レースで活躍し、今年はシーズン序盤から好成績を出している萩原 麻由子(Wiggle Honda)も35分49秒という素晴らしいタイムで2位となった。3位の金子 広美(イナーメ信濃山形)はタイム37分06秒と2位との差が1分15秒以上ということを考えても、トップの2人の力は抜きんでているように感じた。
與那嶺のコーチであり、今大会では男子エリートのトップ選手がひしめく第2ウエーブで出場した武井 亨介(フォルツァYONEX)は、與那嶺の優勝が確定した直後に「これ(日本一)は、あくまでも通過点。この先まだまだ!」と目標としている東京五輪でのトップの座にむけて熱い想いを語った。
女子エリートの表彰式では、優勝した與那嶺は感謝の言葉を述べながらも来週のロードを既に見据えているようであったし、萩原もまた、表情は曇るものの、来週での挽回を誓うような顔つきだったのも印象的だった。
これにより、この「風の女神ランキング」に與那嶺が160ポイントの獲得で8位に初登場。今大会を終えて、ランキング1位は変わらず細谷夢菜で452ポイント、その後を前大会から更にポイント差を縮めて梶原悠未が追っている。
来週6月28日(日)には、同じく栃木県内の那須町に移しての「第84回全日本自転車競技選手権大会ロードレース」が開催される。今のところ雨の予報が出ているが、どのようなレースが展開されるのか?引き続きご注目いただきたい。
※参考までに、全日本選手権のエントリーリストはコチラです。
・個人ロード
http://nationalchampionships-road.com/wp-content/uploads/downloads/2015/06/NCRR_entry150608.pdf
(ランキング管理:NPO法人サイクリスト国際交流協会、解説:須藤むつみ)
写真撮影:加藤 智
<6月の風の女神2015ランキング対象レース>
*6月27日(土)~28日(日)
第84回全日本自転車競技選手権大会 ロードレース
会場:栃木県那須町・那須塩原市(那須町スポーツセンター発着)
http://jcf.or.jp/?p=41662
http://nationalchampionships-road.com/
※上記の全日本選手権レースにつきましては、開催期間中に地元にて「那須サイクルフェスタ2015」もおこなわれ、公式サイトもございます。ぜひ、ご覧ください。
http://www.nasucyclefesta.com/
<7月の風の女神2015ランキング対象レース>
*7月19日(日)
JBCF第14回石川サイクルロードレース
会場:福島県石川町
http://www.jbcf.or.jp/races/20150719_id=2422
※なお、7月26日(日)に開催される「JBCF第1回三峰山ヒルクライム」につきましては、主催都合により女子レースの開催がキャンセルとなりましたので、当ランキングの対象から外すこととします。何卒ご了承ください。
http://www.jbcf.or.jp/races/20150726_id=2424
*この後の風の女神ランキング2015対象大会は下記に一覧ございます。
http://www.jbrain.or.jp/images/2015point002.pdf
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