2014ジャパンカップ女子オープンでRGJチーム大活躍!
RGJチーム事務局です。先日、10月18日(土)に栃木県宇都宮市・森林公園にておこなわれました「ジャパンカップ女子オープンレース」に、Ready Go JAPANチームから米田和美、伊藤千紘、寺田有希、高橋由圭、須藤むつみ、大矢倫代、小沼美由紀、高橋夏美の8名という、RGJチーム設立最多の人数で戦いに挑みました。そして、米田 和美選手が昨年に続き5位入賞、更に初出場の高校生・寺田 有希サテライト選手が20位で完走を果たし、須藤むつみが約10年ぶりに現役復帰してから初めて今レース17位で完走しました。(写真撮影すべて:加藤 智)
レース当日は朝から天気がよく、風も落ち着いた最高のコンディション。宇都宮市内より若干冷え込む中、11時過ぎのスタートを前にRGJチーム選手たちは、各々のスケジュールで前日の受付やコース試走など準備を進めていきました。
レース会場では朝から日曜日の国際レースを走る選手たちと走れるフリーライドやチャレンジレースなどが進行している中、少し会場から離れた場所でチームでできるだけ一緒に出走サインやウォームアップをおこないました。今回はRGJチームから総勢8名が出場という状況だったことと、初めて今レースに出場するRGJ選手も多かったため、出来るだけまとまって行動するように心がけました。
<須藤PMのレースレポート>
今回の女子オープンレースのエントリーは、多分過去最高となる43名!当日、スタート地点には40名の女子選手が揃い、その中でも赤のRGJチームジャージが8名最前列に陣取っているので一層、観客たちの目を引く。レースMCからチームをご紹介いただき、RGJ選手たちは気合が入っているようだ。女子レースは1周回=14.1kmのコースを3周する42.3kmの戦いとなる。
11時08分、男子オープンレースのスタート3分後に女子オープンがスタート。RGJ須藤がリードしながら進み、ゆったりとしたペースで最初の登坂となる古賀志林道まで行き、坂の上り始めから一気に登坂を得意とする選手たちが前に次々と出始める。
1.1kmの古賀志林道の坂を登り切った時点で集団は16名まで絞りこまれた。その中にはRGJ米田とともに、昨年の覇者・金子 広美(イナーメ信濃山形)や西 加南子(LUMINARIA)、先日の世界選手権ロードジュニアで活躍したRGJチームOBでもある坂口 聖香(日本体育大学)に梶原 悠未(筑波大学附属坂戸高校)、さらには地元選手である針谷 千紗子(Live GARDEN BICI STELLE)などが含まれている。
このコース最大の登坂となる古賀志林道を登り終えると、一気に下り区間に入る。先週まで降り続いていた雨の影響なく危なげなく下って行き長い平坦区間に入る。先頭16名のグループから遅れた第2集団の約10名との差が約35秒のまま、第2の登坂である鶴カントリークラブの登りに入る。この時点で第2集団にはRGJの須藤むつみ、寺田 有希、小沼 美由紀、高橋 夏美が含まれていた。
この後の鶴カントリークラブは距離が短いながらも急勾配な坂で、更に先頭集団が見えていたせいもあり、この集団へ一気に追いつこうとする選手により追走集団が大きくばらけてしまう。坂を下り、スタート地点を通過して2周回目となるのだが、その直後には再び、古賀志林道を登るため、ますます追走の選手たちがバラバラになってしまう。そのため、何とか下りで再びまとまった人数で追走できるように、願わくばRGJチーム選手が1人でも多く追走集団に残れるように何度もRGJチーム選手の姿を振り返って待った。
そのうちに、平坦の区間で寺田の小さい体が見えてほっとした。しかし1周回目で共に追走していた小沼や高橋の姿がない。追走の人数も8名にまで減っていた。一方で先頭集団でも動きがあったようで、何人か集団からこぼれてくるのが確認できた。
2周回目の鶴カントリークラブの坂を経て、最終周回の3周目に入り鐘(ジャン)を聞く。古賀志林道に入ってからは落ち着いて先ほど以上に追走がバラバラにならないように走るが、もう追走選手たちは精いっぱいな状態。このままではタイムアウトの危険があるため、何とか平坦区間で盛り返したかった。そんな中、気を吐いて毎回平坦を堀 友紀代選手が積極的に集団の前を引いてくれた。RGJチーム所属時から平坦を得意としている堀なので安心して、再び合流した寺田とともに最後まで食らいついた。
最後の鶴の登坂、ついてくるか?と様子を見ていたが、それぞれのペースで飛び出していったので私も遠慮なく渾身の力で走り、今までの最速タイムで鶴の登りを終えて、そのまま単独でゴールへと向かった。途中で降車の指示もなくゴールに誘導される!これで約10年ぶりに現役復帰してから2回目の出場で、ようやくジャパンカップを完走できそうだ。
ゴールでは、既に米田がゴールを果たしていたが、相当に悔しそうな顔。聞いてみると最後の最後に智野 真央(Neilpryde Men's Club Pro Cycling)にゴールププリントで刺されて惜しくも5位に。「途中はかなり余裕もあったから、もっと先に行きたかったけど、肝心な時に逃がしてしまった、失敗した!」としきりに悔やんでいたが、昨年に続いての入賞を果たした。
今レースは、西 加南子が3回目となる優勝に輝き、金子 広美の連覇を阻止した。2位は金子、3位には地元のビックレースで久しぶりの表彰台となった針谷が入った。さらに高校2年生として初出場となったRGJ寺田が20位で完走、私が17位完走となった。なお、今レースでの20位以内は来年の全日本ロード選手権・出場権が内定の模様。
このレースは全国大会ということもあり出場選手のレベルが高く、毎回かなり厳しいレース展開が選手たちを苦しめます。その中をチーム加入したばかりのテスト生を含め出場した8名のRGJチーム選手たちは、この日に向けて各々の課題をクリアするため練習を積み、チーム活動を支える様々な方々のおかげでレースにむけて準備をすることが出来ました。その成果は各々にとってマチマチではありましたが、会場にお越しの観客のご声援、そして日頃から応援していただく皆様のチカラで、現状での精一杯で全てを振り絞ってくれたようです。
*ジャパンカップ会場内の江崎グリコ(株)チーム・パワープロダクションの出展ブースにて
*ジャパンカップ会場内のOGKカブト出展ブースにて
OGKカブトのヘルメットをより安全・快適に使用するための調整などもご指導いただきました!
レースでは女子においても、一部の選手で落車などあったようですが、RGJチームでは誰も怪我なくレースを終えられましたので、この後のオフシーズンを今日、学んだ課題を克服するために更なる精進をしていきます。
チーム皆で強くなれば、チームとしても選手1人1人としても、もっともっと上を狙える!その事を肝に銘じて今後も頑張ります!引き続き、来週以降もロードレース試合や、シクロクロスなど、まだまだレース会場などでもお会い出来る機会ありますので、チーム一丸で活動するReady Go JAPANチームに、引き続きご声援よろしくお願いします!!
*ジャパンカップの写真はコチラのRGJチームFacebook公式ページに掲載しております。RGJチームオフィシャルカメラマン加藤 智の撮影写真を、ぜひご覧ください!
https://www.facebook.com/readygojapan
<女子オープンレースの結果>
http://readygojapan.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/2014-d3c7.html
※公式はコチラになります。http://www.japancup.gr.jp/node/1949
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