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2014年7月 2日 (水)

2014年第18回全日本選手権個人タイムトライアル・ロードレースレポート

6月27日(金):「第18回全日本選手権個人タイムトライアル・ロードレース」

この個人TTレースには、Ready Go JAPANチームから、女子エリートに米田 和美選手、伊藤 千紘、高橋 由圭の両サテライト選手、須藤むつみPMがエントリー。女子エリートは16名エントリーの15名出走となった。比率としては学連選手(=大学生自転車部選手)が半数近くを占めている。さらに海外プロチームで活躍する萩原 麻由子(Wiggele Honda)、レース当日にサクソバンクと雇用契約締結を発表したばかりの昨年の覇者・與那嶺 恵理(サクソバンクFX証券)など、日本女子選手のトップも多くエントリーしている。
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RGJチームでは、ロードだけ出場の寺田選手以外の選手たちが木曜日の午後に、レース会場となる岩手県は八幡平市の焼走り村に到着。スタッフが個人TTのレース受付を済ませる一方で、選手たちにはコースの試走に出かけて、1周回=13.4kmのコースを2往復するレイアウトを詳細にチェックするように指示した。特にこのコースは雄大な岩手山の山麓に、周りにあまり高い木立がないため風の通り方が複雑、さらに相当先まで見通せるコースレイアウトなので、その特徴も走りながら確認をした。
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翌日のレース当日は朝から天候もよく、懸念されていた風もあまり強くない絶好のコンディション。あえて言えば、行きの下り区間が向かい風、戻ってくる登り区間が追い風、といったところだろう。予定どおり朝10時半の女子エリート一番出走となるRGJ伊藤から、順々にほとんど絶え間なくスタートとなるため、全員が10時半出走というアタマで朝食を7時までには済ませて、各自のウォームアップと支度、出走前の検車などを済ませた。
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検車も順調に終えて、スタート台の横にしつらえてあるスタンバイ場所でRGJチーム須藤監督とともに選手たちはスタートコールを待つ。そして、一番出走となるRGJ伊藤がスタート5分前となりスタート台に立った。今回のRGJチームで伊藤と、この後のスタートなる高橋は、全日本選手権には初めての参加。相当に緊張していたと思うが、2人とも順調にスタートを切った。
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RGJ伊藤千紘のTT

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RGJ高橋由圭のTT

RGJ須藤もスタートし、1周回を終えて2周回目に入るコントロールライン通過時にレースMCから「現時点での一番時計は須藤むつみ」というアナウンスが。その後にスタートしたRGJ米田は、前半からペースをあげ順調に後半に入る。折り返しから米田の走りを見たところ順調な様子、一方で入賞候補と思われていた女子選手の一部が思ったよりペースをあげていないようにみえた。途中で風向きが横に変化したこともあり、ペースを追い込みすぎてペースを乱したのかもしれない。タイムトライアルは個々のペースをキープし後半にタレないようにすることが最重要。その点ではRGJチーム選手は全員クリアできた模様だ。
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RGJ須藤むつみのTT

装備の面でいえば、米田はBOMAのTT専用バイクのスウープ、須藤と高橋が同じくBOMAのTT専用バイクのエランTTでアッセンブルしたが、2人ともにかなり小柄であるにも関わらずポジションもしっかりと取れて、さらに今回のコースのように高めのトルクでキープする箇所が長い場合でも、ペタリングをしっかりと伝えられるフレームで相性は良かった。伊藤はBOMAのロードバイク・リファールにDHバーを付けた、いわゆる「ポン付け仕様」であったが、それでも十分にTTには対応できたし、この仕様に慣れておけばステージレースによって「TTバイクの使用NG」が出る試合でも対応に困らないと思う。何よりもTTの自転車については風を切り裂く前乗り状態で、しっかりと踏込みつつ回転を上げられる「ポジション取りが命」だと思う。
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※BOMAの最新TT専用バイク・スウープに乗るRGJ米田

さらに、米田と須藤で使用したオージーケーカブトのTT専用ヘルメット「aero-k1」が良かった。空気を切り裂く感触はもちろんだが、何よりもシェードの作りが良く、空気の流れが口の手前になるので呼吸がラク、さらに今回のコースは虫が多く飛んでいたので目に飛び込む危険がなかった。シェード曇りについては事前に界面活性剤(食器用洗剤など)でコーティングすれば、まったく問題はなかった。下にかけたサングラスも曇らなかった。
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RGJ米田和美のTT

着用物については、TTでは最低でもワンピース、出来ればTT専用のスキンスーツの方が腕や脚の周りに干渉せず動きも良いと思う。シューズカバーについては、今回の場合は気温がかなり高かったこともあり装着はしなかった。グローブについては意外とTTではスピードが尋常でなく出ていることと、シフトの操作をシビアにおこなうことも考慮して、生地が薄めでフィット感抜群のオージーケーケブト・PRG-4。靴下は武田レッグウェアーのR×L SOCKSのシリーズの中から、選手各々の好みで着用した。どの製品もシリーズ製品はトルクをかけるときに疲れやすい土踏まずを程よく締めてくれるのが良いようだ。
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※TT専用スキンスーツ着用時のRGJ須藤

そしてRGJ米田が見事は走りで5位入賞を果たした。ほか須藤が10位、伊藤が14位、高橋が15位。伊藤と高橋は、この個人TTのみの出場であるが、米田と須藤は明後日のロードレースも出場するため、レース後も念入りにクールダウンし、焼走り村の温泉で体をしっかりケアした。
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個人タイムトライル・女子エリート上位3名の表彰式。左より2位の與那嶺 恵理(サクソバンクFX証券)、優勝の萩原  麻由子(Wiggele Honda)、3位の上野 みなみ(鹿屋体育大)

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5位に入賞を果たしたRGJ米田。

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全日本選手権ロード会期中にブース出展していたオージーケーカブト。日頃よりサポートいただくRGJチーム選手たちも、製品の意見交換や相談などで利用させていただいた。

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開催地元の自転車ショップ「Life8」も、会場内でブース出展しており、レース用の替え部品などに応じてくれた。

<テキスト:須藤むつみ、写真撮影:加藤 智>

*2014年・全日本選手権個人TT/ロードレース:結果一覧
http://readygojapan.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/2014tt-8b43.html

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