2013全日本選手権ロードレース・レポート
RGJチーム事務局です。先日、6月22日(土)・23日(日)大分県大分市および豊後大野市で開催された「第82回全日本自転車競技選手権大会ロードレース」にReady Go JAPANから女子ジュニアに伊藤 杏菜選手、女子エリートに米田 和美選手が出場しました。
コースは1周回約15km、スタートしてからしばらくはテクニカルな下り、そして残り6km地点からは、ひたすら登りという非常にタフなレイアウト。このコースを女子ジュニアは3周回=45km、女子エリートは6周回=90kmを走行するレースです。
まずは22日の土曜日、女子ジュニアを含めたU17やジュニア、U23の男女レースが開催されました。RGJ伊藤選手は緊張しつつも万全の準備でスタート地点へ。
天候は雨が止んで曇り肌寒いぐらい、そして霧が深く視界が良くない状況。そんな中、定刻の朝8時5分にレーススタートしました。
レースは序盤はローリングスタートで進み、登りの始まる箇所を目安に正式スタート!そこから揺さぶりがあり、RGJチームのOBでもある坂口 聖香(パナソニック)が飛び出し、その後をRGJ伊藤を含めた数名で追う展開となりました。
レースが進むにつれて霧が深くなり、難しい下りとともに長い登り区間と一切、手の抜けない状況のなかで2位争いに食らい付き続けたRGJ伊藤は、最後周回で単独走行になりながらもペースを維持してトップから約1分遅れでゴール、その後の4位からは大きく4分以上タイムを離して3位入賞を果たしました!
ちなみに昨年、アンナ選手が初めて出場した今大会では、同じ女子ジュニアでトップから7分18秒遅れの14位というレース結果。それを考えると、たった1年でとても成長したのが分かります。非常に頑張っているアンナ選手の成果、それによる更なるステップアップで来年、年齢により女子エリートとなる彼女の走りに注目必須となるでしょう!!
表彰式では女子U17部門で優勝した、RGJチームOBの坂口 楓華(パナソニック)、そして女子ジュニア2位と健闘した谷 伊央里(前橋育英高)とともに安堵の表情!!
女子ジュニア(WJ)レース結果
1位 坂口聖香(パナソニック)1時間55分24秒
2位 谷伊央里(前橋育英高)+24秒
3位 伊藤杏菜(Ready Go JAPAN)+1分09秒
4位 伊藤小紅(浜松学院高)+5分24秒
5位 大谷杏菜(桜丘高)+6分52秒
6位 元砂七夕美(榛生昇陽高)+7分50秒
7位 坂口楓華(パナソニック)+9分22秒 ※女子U17で1位
※以上が完走者です。
この後、レース後には江崎グリコ・チームパワープロダクションの栄養士・恵美様の「栄養講習会」を受講!前回よりも一層、実戦的な内容を指導いただき、選手たちからも前回の指導で実践したり工夫したりしていることを質問確認したり、とかなり細かい講習内容になりました。RGJ選手たち、いろいろ勉強してます!http://www.glico.co.jp/info/pwr_pro/
さらに会場内でオージーケーカブトのブース出展にも立ち寄り、新型ヘルメット「KOOFU」を試すRGJ選手たち。いつもRGJチーム選手たちのレースシーンで特に一番大切な頭部を守るヘルメット・・・これが翌日に威力を発揮することなるのです。http://www.ogkkabuto.co.jp/
23日・日曜日。天気予報が目まぐるしくかわり当日は朝から雨模様。この日は男女エリートレースがおこなわれました。雨のために湿気が強く若干蒸す感じ、そんな中でウォームアップを終えたRGJ米田選手は定時の朝8時5分にレーススタートしました。
女子エリートも前日のジュニア・U17のレースと同様にローリングスタートで進み、登り区間に入ったところから正式スタート、その後に2周回目から単独で與那嶺 恵理(チーム・フォルツァ!)が飛び出し、その後を萩原 麻由子(Wiggle Honda)や金子 広美(イナーメ信濃山形)、崎本 智子(ナカガワAS.K'デザイン)などが後を追う状況に。RGJ米田は10番手ぐらいで、スタート前に「後半から行きます!」と聞いていたので、順調に順位を上げていく作戦でした。
しかし3周回目で米田がいるはずの位置に姿が見えず、しぱらくしても来ないので本部で状況を聞きに監督と行くと「医務室に運ばれている!」との声が。途中でコースの搬送車内に米田がいるのを一瞬、見かけたのでまさか?と思いましたが、大会医療スタッフの話では「骨折の可能性が高い、さらにヘルメットが割れているので頭部も打っているかも」とのことでした。
その後、大会医療スタッフの迅速な応急処置、そして大分市内の病院に速やかに救急搬送していただいての診断と処置のおかげで翌日には米田の地元・北海道に戻ることができました。ケガは擦過傷と左の鎖骨単純骨折。ただ、心配だった頭部損傷はオージーケーカブトのヘルメット・レジモスのおかげで問題ありませんでした。特に滑った際に耳のあたりもカバーされていたので、擦過傷の範囲も比較的に小さくで済みました。
米田選手のよると「レース2周目のところでトップから5分差がつきそう、ということと脚の調子は良かったので、後半にむけて得意の下りで差を詰めるためにスピードを上げ、左コーナーで落車・転倒してしまった。転倒後に地面が見えて、やってしまった!と気づきました。雨で滑りやすかったのにコーナーを攻めすぎてしまったと後悔してます。皆さん申し訳ありません」とのこと。
皆様にはご心配をおかけして申し訳ございませんでした。このケガのため米田選手はしばらく治療に専念します。今後にむけて万全の状態で復帰しますので、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
レース結果については、こちらが正式結果となります。
・コミュニケNo.10~15(男女ジュニアなど)
http://jcf.or.jp/?p=29002
・コミュニケNo.16~18(男女エリート)
http://jcf.or.jp/?p=29060
レース記事については、下記サイトにも掲載されております。
*JCFジュニア強化レポート
http://jcf.or.jp/?p=29006
追伸:来年の全日本選手権ロードレースは岩手県での開催に決定しました!今回の大分遠征でも大活躍した、コーワ株式会社のBTB輪行箱も「がんばれ東北」を応援しております!http://rinko2009.blog115.fc2.com/
※上記写真:レース写真すべて加藤 智・撮影
レース以外の署名ない写真すべてRGJチーム事務局・撮影
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