第1回全日本実業団クリテリウムin熊谷レポート
どもです。RGJチーム事務局・牛です。先日、3月21日(日)に埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園内・特設コースで開催されました、実業団主催レース「第1回全日本実業団クリテリウムin熊谷」のレポートをお送りいたします。
レース前日は今回が初めてのレース開催となる会場のため、スドーマン監督と一緒に出場のReady Go JAPANの堀 友紀代、松田 千裕、武田 和佳が念入りに走る。「クリテリウム特有のクイックなカーブさえ気をつければ、とても気持ちよく走れた」と言っていたので、翌日の本番が楽しみであった。
一転、翌日。夜からの猛烈な強風。せめて雨だけでも降っていないことはうれしかったが、広報用のテントも重りが動いてしまうほどの風。一番怖かったのはレース中の落車。そのため、選手に意識させないよう、あえてそのことには触れないようにして支度を進めた。
・・・なんて初戦だし、ちょっとシリアスに構えていたけど、選手たちは自分達でドンドン支度をしっかり進める。ワカ選手は自分でブレーキシュー交換中。
BOMAのカーボンリムもしっかりセット。基本的にRGJチームでは、自分で出来ることは自分で支度をする。もしも分からなかったり確認したいことは、監督やスタッフ聞いて覚えてもらう。そうすれば今後、何かを人にオマカセするときも、何がどれぐらい時間がかかるか理解できるから、指示も的確に出来るようになるのです。
もちろん、自分だけだと間に合わない感じであれば、スタッフでフォローします。あ、こっちではチーロンが補給のドリンク製作中。
江崎グリコの「CCDドリンク」はRGJ選手全員が愛用させてもらってます。今回はクリテリウムで短時間だけどスタートから一気にペースがあがるレース。念入りなアップをするための準備もするのだー。
んでウォーミングアップ開始。提携クラブチームであり、開催地元・埼玉県の自転車店サイクルファクトリーARAIさんから橋本さん(写真・一番右)やワカ選手のパパ・ママも応援に駆けつけてくれました。
いろいろと選手たちにアドバイスをするスドーマン監督。今年でRGJチームを引っ張って2年目のシーズン。初めて女の子だけのチームを指導するということで、1年目はイロイロと試行錯誤していたようですが、2年目になって今まで以上にいろいろとポイントを指示。元々自身も、男子選手としては小さいカラダで練習方法や自転車サイズなどに苦心したりと女性の気持ちも理解しやすいこともあり、その経験を生かしながら指導することを心がけているようです。
ボチボチ、スタート時間なのでコースに移動です。今回のFR(女子)レースは、男子の各カテゴリーレースと違い、途中のポイント換算もない一発決勝のレース。10人のエントリーの中には、昨年のJ-フェミニン総合第2位でシクロクロス全日本チャンプの豊岡 英子(パナゾニックレディース・写真の左から5人目)の姿も見えます。
真剣な面持ちのRGJチーム選手たち。左からRGJ堀ユキ、武田ワカ、松田チーロンの各選手。
スタートからチーロン選手が一時、先頭を引いたりと前に積極的に出るRGJ。1周目に落車の情報が入り、豊岡選手の単独落車と判明。しかし、彼女はレースで落車が非常に多い(というか多すぎる)気がする。余計なことかも知れないが、カラダとかマジで大丈夫なのだろうか(心配)。
30分+2周回なのだが、風が強すぎて「全部フラット(平地)なコースなのに登りを走っているような感じ」で苦しんだ選手たち。しかし、2月のニュージーランド遠征で風の強いコースを毎日100km近く数日レースを経験していたので、かなり耐性が出来ていた模様(そういえば豊岡選手も同じレースに参加していたし、彼女は元々ベルギー滞在が長いので強風には強い)。そんなニュージー派遣組の堀と武田はグイグイ踏んで風を切る!
中盤の展開:先頭集団にRGJ武田と堀が残り、積極的に動く。
しかし、後半で惜しくも武田ワカ選手が先頭集団から他1選手と脱落。今までだったらそのままだったかもしれない。ここでワカ選手が踏みなおし、脱落してしまった選手を置いていき、一気に先頭を1人で追う!
なんかニュージーで成長したなーとうれしくなる瞬間。牛はモーモー鳴いて応援。監督からも「行ける!」と激が飛ぶ!
上写真:落車から追いついたパナソニック豊岡(あれ?今回ニュートラルを使えたハズなので、ナゼそれを使わないのかなぁ?)を先頭にRGJ堀、高橋みちのくが先頭集団となって後半の周回を重ねる。
最後は先頭3選手のスプリントとなるが、チカラの差が出て豊岡選手がブッチギリで余裕でゴールを決め優勝。
しかし、堀ユキ選手が最後まで粘って3位に入賞!しかも武田ワカ選手も4位で完走。単独で頑張れたのは今後に繋がるねー。チーロンは周回遅れでDNFとなってしまったが、現在カラダ改造中で上半身がしっかりしてきたのが、強風の中の走りで分かったのがよかった。何より全員無傷でよかったですー。
走り終わったら、スポーツバルムのマッサージオイルを落としましょう。オイルも最高なのですが、このオイル落としも快適!
牛おばさんがワカ選手のオイルを落としてケア開始だー。
キレイにしたら表彰式へ!3位入賞のユキ選手はもちろん、チーム全員で式に参加。応援にお越しいただいた観客の皆さんに笑顔でサービス、サービス!
しまいにはブリッツェン・エンジェルと 一緒にポージング!会場が一気に沸いて爆笑・・・ってお笑いでツカミばっちしだな、ユキちゃん!
モデルは腰よ、腰!<最近のRGJチーム合言葉<どんなやねん!
表彰式が終わって会場が開いたので、ちょっとお邪魔して記念写真。左よりチーロン、ユキちゃん、ワカちゃんの各選手たち。笑顔いいねー。
・・・って撮影をしていたら、「あのう、サインよろしいですか?」と!女性のRGJファンの方が、何と観戦にいらしてて、わざわざRGJホームページからダウンロードした選手写真をプリントアウトして持参いただいていた!どーも、スイマセン!早速サインに応じるワカ選手。
次回レース(チャレンジロード)以降は、最新のチーム選手ポストカードを選手たちが持参しますんで、お楽しみに!しかし、こーゆーのは本当にうれしいねぇ。
握手も求めていただいたのですが、日本では初めてだったので、選手全員で変に照れてしまいました。申し訳ないです。でも、いつも応援いただき本当にありがとうございます!RGJファンクラブの登録もされてるとのこと、感謝!
この後、提携クラブチームのVOLCAオードビーBOMA・UVEXの代田選手が決勝に進んでレーススタート!ということで、着替えて応援に行きます。男子のレースも観戦してお勉強中。スドーマン監督の展開予想が、あまりにも当たるのでビックリ!さすが10歳から自転車やっているだけありますな(それしかないとも言う・笑)。
先頭を引く代田アニ選手。かっこよすぎ!男子レースはスピード感があって、テクなども参考になります。
なんと代田選手ER6位入賞!ということでゴール後の代田選手に感想を聞くRGJ選手たち。熱心に話を聞いてます。彼はMTBエリートとしても活躍しているので、参考になることが多いと思うよ。
会場で上↑のような格好で観戦をしておりましたら、何度も観客の方々から記念写真を求められるRGJチーム。昨年以上に知名度が上がったかな?会場にいることでも十分PRになるし、選手たちもレースが終わってからの余裕のある時に、直接お話できるのでうれしい、と申しておりましたよん。
ほかにもファンの方から遅めのホワイトデー・プレゼントもいただき大感激!収穫の多い実業団2010年度・初戦レース参加となりました。今後もレディー・ゴー・ジャパン女子チームにご声援のほど、よろしくお願いいたします!
次回参加予定レース:
4月4日(日)第35回チャレンジサイクルロードレース大会
場所:静岡県・日本サイクルスポーツセンターhttp://jcf.or.jp/?p=10430
Ready Go JAPANからは全員参加(テスト生を除く)
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