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2009年9月 7日 (月)

RGJ吉井玲香選手のレースれぽ:乗鞍ヒルクライム編

Yoshii RGJチーム所属の選手たちは、出場したレースのレポートを書いてチーム事務局に提出しています。いつもは、この内容をかなり端折った文章にしてレポート記事として掲載しております。

RGJヒルクライムのスペシャリスト・吉井”ヨッシー”玲香選手からも、8月30日開催された「第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」参戦レポートがきました。今回は、彼女のヒルクライム強さのヒミツに迫れるかも?ということで出来るだけノーカットで掲載します。実は、選手が心身ともに強くなるには様々な方のご声援やご協力、アドバイスに基づいているのだなー、ということを行間からくみ取っていただけると嬉しいです。今、彼女達はこうしてどんどん育っているのです。

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前日夜、宿のご飯をおなかいっぱい食べ終わった時、当日の朝食の話になった。レールのスタートは7時半。3時間前に食べたほうがよいというVitesse村山さん(編者注:村山 利男氏のこと、日本のヒルクライムレース・トップレーサー。最近では、海外のヒルクライムレースでも上位成績を修める)のアドバイスに従って、朝4時半にご飯を食べることになった。しかも、村山さんが持ってきてくれたおにぎりを!

前日は試走ができないため、1時間ほどローラーを使って心拍をあげ調整した。夜は眠かったので、フレーム高橋さんの奥様・悦子さんのマッサージが終わってすぐ9時半ごろには就寝・・・でも、夏休み最後のレース、この夏の集大成だ!と思うと感慨深くて、そのせいか全然寝付くことができず、結局12時頃までは起きていたと思う。

レース当日4時15分起床。村山さんとの約束通り、一緒にでっかいおにぎり3つ食べた。ほかの人がご飯を食べている間に準備し、5時50分ころからウォーミングアップを開始。しかしスタートの場所取りをする関係で、ぎりぎりまでアップをしていられないので、6時半でアップを切り上げ。アップでは、いつも通り途中心拍をあげて刺激を入れたが、調子はいい感じ。でも、まだスタートまで1時間もあるのにもう緊張していた。

下山バックを預けスタート地点へ。なるべく前のほうに陣取った。あとはもう自分のベストを尽くして頑張るしかない。そう思いながら、体を少し伸ばしたりしてスタートを待った。スタート地点について、スタート3分前くらいから防寒用上着を脱ぎ始めた。そして大きく深呼吸して集中しスタート。

アウターでスタートしガンガン踏んで勢いをつけていく。しかし1人早い人がスーッと行ってしまった。目に見える範囲にいなきゃ、追いつかなきゃと思って頑張って追いかけるが、全然追いつかない。3分の1地点の三本の滝までが異様に長く、結構ゆるい坂が続くので集中力が切れそうになる。悦子さんの声援がすごくでかくて力強かった!よし、まだまだこれから!と思って気合入れ直す。そのあとは、なだらかな道がしばらく続く。

途中、矢沢さん(注:矢沢みつみ選手→昨年の乗鞍女子クラスA優勝のMTBエリート女子選手)に抜かれてしまった。やべっ。1位の人はいつの間にか見えなくなっていた。だいぶ離されてしまったようだ。とりあえず一旦、落ち着いて前の人にくっついて行くようにアタマを切り替えた。途中、今度は勾配のきつい坂が続くところがあり、その辺りで、だんだん前に追いついてきた。そしてようやく先行選手を捕らえて抜いた!やったー、このままいけるか?ここからが勝負だ。

コース全長22kmの中間地点・10km付近を過ぎてから、だんだん疲れてきた。あと何キロと出ている看板の数字が減っていくのが、ものすごく遅く感じる。まだ、これしか進んでいないのか?もう足が固まってきていて全然動かない。そこで平らなところで足を回して、登りをまた頑張れるようにした。

あと2km。後ろは来てないのかなと気になったが、もう本当に疲れていたので早くゴールにたどりつくことを願うばかりだった。バイクのカメラマンがこのコースはどうですか?とか、2位になれそうですね。とか、話しかけてくるがで対応出来ない。結構、苦しい。

ラスト200m。最後の力を振り絞ってゴールした。あーあ、2位だった、1位の人とすごく差があいちゃったな、と思いながらゆっくり回す。急に気持ち悪くなって、咳が止まらなくて吐きそうになった。しばらくしてインタビュー。女子Aクラスで1位らしい。えっ?そうなのか、一応優勝か、やったあ。でも「しらびそ(注:実業団しらびそヒルクライム・レース)」ほどは嬉しくなかった。女子総合ではクラスB優勝の中込 由香里選手に続く2位だし、レースでは全然争った感じがしないからかも。

Vitesse岸本君が自転車持ってくれた。本当にいつも何もかもやらせてしまってごめんなさい、いつもありがとう。しばらくしてフレーム高橋toshiさんがゴール地点にあがってきた。とりあえず報告。前は抜けなかったか、でも上出来だよ!と褒められた。

しばらく頂上で高橋トシさんのママが来るのを待ってから下山した。下山バックに冬の装備をいれておいて本当によかった。寒かったので降りてからすぐにお風呂で温まり表彰式に備える。前の人がインタビューされているのを見て、何を言ったらいいんだろう?ともう、そればっかり考えていた。レースとは違った緊張。でも、表彰式で高橋さんへのお礼と村山さんへの御礼を言えた。それにビックリしたのが、いつの間にか私のことを知っている人がたくさんいること。凄く嬉しかった!!これからは、ちゃんと顔を覚えるようにしなきゃだなあと思った。

いつも1位を目指して走る、1位じゃなくてもいいんだ。と村山さんが前日の夜話してくれて、レース中に集中力が途切れそうになった時、ずっとその言葉を思い出しながら走っていた。レースでいつもその時の自分のベストを出せるよう、いろんなところに気を配っていきたいと思う。高橋toshiさんがいつも言ってる「苦手を克服してこそ得意が光る」を信じて、これからの練習頑張っていきたいと思う。

最後に、本当にいつも細かいところまで面倒みてくれる提携チーム・フレーム高橋さんには感謝です。そして今回はVitesse村山さんにも大変お世話になりました。
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そういえば、RGJアドバイザーVitesse市川 雅敏氏も「焦らない、焦らない!1つずつ、1つずつ!」が口癖ですね。これって大切ですよねー!!
今後も、こんな吉井ヨッシー選手とともに頑張るRGJチームにご声援のほど、よろしくお願いいたします!

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